恋愛日記 CAST 67

本番です。
ジョージ、開演ギリギリに来てました。
そして、他の先輩たちとずーっと話してました。
・・・何か嫌な気分だ・・・。

やっぱり奴は、私の演奏を褒めることはしなかった。
くそー結局一回もぎゃふんと言わせることができなかったなぁ。

コンサートが終わって、他の友達とも色々話をして。
その後、ジョージと二人になった。
「今しかない」と思った。
けど、やっぱり言えなかった。
何でだろう、無理だったんだよね。

悲しくなってきたので、後輩に電話して会ってもらった。
私のかわいい後輩達・・・二人で来てくれました。
誰かに話したら、ちょっとはラクになるかと思って。
・・・たんですが。
後輩と「デザートでも食べよう」って事になって。
そしたら後輩が「ジョージ先輩も呼ぼう！」って言い出して。
呼びました。もう・・ジョージ的には「何でお前が居る！？」って感じだよねぇ。

そして、パフェを食べたんだけど。
何かもう離れてたい気分だったんだけど、ジョージと向かい合わせに座る事になったり。
後輩が、二人で一つのパフェを食べることにしたので、まぁ成り行きで。

その後、後輩達を見送って、また二人に。
・・・もうどうしたら良いのか・・・。
何とか普通に話しなくちゃ！！って思って頑張ってた。
そしてまた別れの時が。
もうちょっとパニクってて「もう二度と会わないだろうね」とか言ってしまった！
あ～～～～もう！！私のバカバカ！！！

せっかくのチャンスを、また逃してしまった。
今日言わないと、もう本当に言う機会なんて無いのに。
本当に、もう会えないかも知れないのに。
・・・今ならまだ間に合うよ。まだ何とかなるよ。


そう思った時には、走り出してた。
やっぱり、後悔だけはしたくない！
駅のホームまで来て、ジョージを探した。
偶然、駅前のコンビニに寄ってたみたいで、出てくる所を見つけた。
奇跡だと思った。
会えるなんて、思わなかった。

一瞬、目が合ったような気がしたんだけど、向こうは気付いてないのか、無視したのか、フッと目を逸らして歩いていく。
焦って「待って！！」って引き止めた。

思いっきり走ってきたので、息が切れて話せない私。
「え・・・どうした・・・！？」とか言われて。


何をどう話したのか、あんまり覚えてないんだけど。
「私は・・・今でも・・・・ジョージの事が好きなんで・・・」
「でもね、彼氏になってほしいとか、そんなんじゃなくて」
「・・・ので、これからも友達で・・・みたいな・・・？」
・・・というような事を、言った、多分・・・。
私の、本音。ホントコレ本音なんだよ。
ジョージの事、本当に、本当に好きなんだ。
でも、付き合ったらきっとお互いダメになる。


で、ジョージの返事は「ありがとう」
またか（笑）
まぁ、今回のは告白というか何と言うか・・・って感じなのでね。
これからも、仲良くできたら、私はそれで満足です。

その後、ちょっと話して。
「お前、やっぱ変なトコ積極的（笑）」って言われた。
だって・・・・ねぇ？
何かさ「好き」って普通に言えちゃうあたりで、もうちょっと吹っ切れてるんじゃないかなぁ。
でもやっぱ好きなんだけど（笑）

私はね、これでスッキリしたんだ。
本当に、友達として好きでいられるって思った。
ありがとう、ジョージ。
あなたの幸せを、心から祈っています。